ベジタリア プレミアム ワインセット
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説明
≫【関連ページ】特集「ベジタリア プレミアム ワイン 初リリース」
今、日本中のワイン関係者が注目する信州高山村のワイン
高山村は長野県の東北部、長野駅からおよそ20kmのところに位置し、一部がユネスコ エコパークにも指定され「日本で最も美しい村連合」に加盟する自然豊かな小さな村です。
標高400m~850mの丘陵果樹地帯は、年間降水量が少なく、標高が高いため冷涼で昼夜の寒暖差が大きい気候で西傾斜による長い日照時間、砂礫質で水はけの良い土壌などワインぶどう栽培に最も適した地域として注目されています。
この恵まれた自然条件は、ワインの世界的産地フランス「シャンパーニュ」や「ブルゴーニュ」南部に近いと言われています。
高山村のワインぶどうを原料とした「高山村産ワイン」は、国際ワインコンクール・国産ワインコンクールでの入賞など高い評価を得て、大手ワインメーカーも高山村のワインぶどうをこぞって採用しています。
2006年、“高山村を世界に通じるワイン産地に”を目指して「高山村ワインぶどう研究会」が設立されました。
その中心となったのがワインぶどう栽培家の涌井一秋氏です。また、大手ワインメーカーで醸造家として勝沼、ボルドーなどで活躍していた鷹野永一氏が高山村産のワインぶどうに惚れ込み、高山村のワイン振興のために2015年に高山村に移住しました。
そして2016年、涌井氏、鷹野氏を中心に村のワインぶどう生産者が集まり設立されたのが㈱信州たかやまワイナリーです。
ベジタリア㈱は最新の植物科学とテクノロジーでスマート農業を推進するベンチャー企業です。2016年から内閣府地方創生プロジェクトに採択され、高山村でICTを活用した最先端農業技術研究・実証を行ってきました。
また、「高山村ワインぶどう研究会」にも参画し、スマート農業やベジタリア植物病院の植物医師による病害虫対策、ベジタリアの植物生理の専門家である西岡一洋による樹液流センサーを用いた樹液流と植物生理の講演なども行ってきました。
ぶどう栽培において、これまでの匠の技に加え、最新のセンシング技術や気象情報による生育管理や病害虫予察などの仕組みづくりに取り組み、様々なデータを蓄積・解析することによりワインぶどう栽培の品質向上に寄与してきました。
最新センシング技術と熟練栽培家のコラボレーション
高山村のワインぶどう栽培地は標高差が大きいことから、畑により日照時間や平均気温が異なり、ワインぶどうの積算温度による気候分類(アメリン&ウィンクラー)の「リージョン1」から「リージョン4」までの畑が存在するという非常にユニークなテロワールを持っています。
気象庁の地域気象データではきめ細かい管理ができないため、各地に気象計のほか土壌複合センサー、葉面濡れセンサーなどを設置し、圃場(ほじょう)ごとの温度・湿度・日射量・風向・風速、土壌水分・温度・土壌ECなどのデータをクラウドで管理・分析し、圃場の環境に応じた栽培管理や病虫害の予察などを行っています。
今回リリースされたワイン「ベジタリア プレミアム」は、ワインの品質を決定づけるワインぶどうの栽培にこだわりました。ぶどう圃場の特性に合わせて科学とテクノロジーによるスマート農業とデータをもとに、信州たかやまワイナリーの熟練ぶどう栽培家涌井一秋氏のノウハウで作り上げました。
醸造は日本ワイナリーアワード 2020にて四つ星評価を獲得した信州たかやまワイナリーの醸造責任者 鷹野永一氏の手によるものです。ゆっくりとした熟成を経て2020年の8月に出荷の運びとなりました。
品種はソーヴィニヨン ブランとメルロー。
ソーヴィニヨン ブランは高山村駒場地区の特定の畑から採れたぶどうのみを使って醸造したシングルヴィンヤード・ワインで ”KOMABA TAKAYAMA” のテロワールを表現しています。
メルローは高山村明神下地区を中心に栽培されたメルロー100%ワインです。
作品「ベジタリア プレミアム」
「ベジタリア プレミアム」ワインのラベル(エチケット)にあるアンモナイトのイラスト(小池和希 12才 作)は、温故知新と調和(黄金比)「経験・勘・匠の技の栽培」と「科学とテクノロジーによる栽培」の融合を表しています。
ワインの原料に使われるぶどうは、その土地の気候・土壌の個性、地形の特徴や日射など様々な要因、いわゆるテロワールによって、はっきりと個性が現れます。このテロワールがワインの味わいに大きな影響をもたらします。同じ畑で栽培しても、その環境によってぶどうの品質・個性は毎年違ってきます。
ワインぶどうの栽培家は、自然と向き合い「経験・勘・匠の技」を駆使して、テロワールを表現するぶどう造りを実践してきました。また、ワイン醸造家はそのぶどうの個性を読み取りながら毎年、醸造・醸成に至る職人技を駆使しています。
ベジタリアでは「最新の科学とテクノロジー」を駆使して、そのテロワールを表現するぶどう造りをサポートしています。
すなわち、栽培家・醸造家の「経験・勘・匠の技」とベジタリアの「最新の科学とテクノロジー」を融合させることで、古くから受け継いだ知見や匠の技と新しい研究・技術をアンモナイトのスパイラルのように美しく、調和のとれた黄金比で結びつけたワイン造りをしています。
ワインぶどう栽培、ワイン醸造、植物科学やテクノロジーなど様々な異分野の専門家が融合し造り上げた日本ワイン「ベジタリア プレミアム」は少量限定生産です。
その思いを一本一本に込めて送り出したいとの思いから、瓶詰め後は通常は機械で行うラベル貼りですが、ベジタリア プレミアムに関わったみんなで手分けして手作業で貼りました。丁寧に瓶を拭いて一本一本を箱に入れて梱包し、出荷されるまで定温倉庫で眠っていました。
これからの日本ワインの発展のカギを握るとも言われるワインぶどう産地、信州高山村。
そこで永きにわたり匠の技を磨き続けた栽培家と醸造家の努力と、ベジタリアの最先端技術による生産サポートとが一つになった作品がこのワインたちです。
なだらかな緑のワイン畑を想像しながらお楽しみいただければ幸いです。
ベジタリア プレミアム ワインセットを送料無料でお届けいたします
2019年 ベジタリア プレミアム ソーヴィニヨン ブラン
高山村の涌井一秋氏が保有する駒場地区の単一畑(シングルヴィンヤード)のぶどうを使ったワインです。
涌井氏の生産するぶどうは大手ワインメーカーのスペシャルキュヴェに使用され、これまで多くの賞を獲得した実績があります。今回はいくつかの畑のぶどうをブレンドすることなく、単一畑で栽培されたソービニヨン ブラン単一品種で鷹野永一氏に醸造していただきました。
高山村のソーヴィニヨン ブランの特徴は、柑橘類の涼感あるフレッシュな酸味、ハーブ系の爽やかな香りと果実味のバランスがとても良いワインです。食事を引き立てる後味がしっかり残る味わいです。
このワインは複数の畑で栽培された単一品種をブレンドされたものとは微妙に異なり、KOMABA TAKAYAMAの「個性」と「やさしさ」が前面に出ています。
野菜サラダや塩とオリーブオイルでいただくお刺身にはドンピシャで旨みを演出してくれるでしょう。暑い夏には少し強めに冷やして、ゆっくりと温度が上がって変化していく様子も楽しんでいただけます。
2018年 ベジタリア プレミアム メルロー
高山村の神明下地区を中心に涌井一秋氏によって栽培されたメルロー100%ワインです。
信州たかやまワイナリーで通常リリースされる赤ワインは、メルローとカベルネ ソービニヨンのブレンドなのですが、今回はベジタリア プレミアムとして高山村のメルローの特徴を最大限に表現したいという想いから、単一品種で鷹野永一氏に醸造をお願いしました。
高山村のメルローは、しなやかで香り高いことで知られており、雑味や苦味が少なく、バランスの良い飲み飽きないワインに仕上がっています。肉料理やチーズにぜひ合わせたい逸品です。
夏場は少し冷やしてチキンソテーやポークジンジャーといった肉料理、白カビ系のチーズに合わせるととても心地よい時間に寄り添ってくれます。
追加情報
生産地 | 日本 |
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嶋啓祐 –
まずはソーヴィニヨン ブランをテイスティング。日本では滅多に見られない、いわゆる「モノポール」。他の畑のワインぶどうとはブレンドしていない希少性の高いワインです。
グラスに注ぐと、待っていたかのように爽やかな柑橘系の香りが湧きたちます。パッションフルーツを真ん中にしてパイナップル、キウイ、レモンの香りが織りなすように漂う瞬間は格別です。
舌全体にゆっくりと広がる味わいは最初はやさしく、だんだんと甘みや苦味と言った要素がひとつづつ感じられ、長く長く余韻が残ります。単一畑で作られたぶどうだけが持つ「仲がいい果実同士」がワインに姿を変えて、今ここにあります。
続いてメルロー。ボルドーワイン用のグラスに注ぐと、色合いは柔らかなルビーカラー。ゆっくりとじんわりと香りが湧きたちます。
フレッシュさとまろやかさが同居し、余韻に力強さはないもののメルローの果実味が長く残ります。穏やかな酸味とあとから追いかけてくるようなほのかな甘みが特徴です。
ひとことで言うと「バランスの取れた飲み飽きない味わい」だと思います。