毎年恒例のボルドー水平テイスティング。今年は「2015年」です。
結論から言うと「2015年はとても良い年。どれを飲んでも水準以上に美味しい。早く飲めるシャトーもあれば、時間がかかるシャトーもある。」
印象的だったものをいくつかご紹介。
レオヴィル バルトンは、ふわりと甘やかさのあるエキス。しっかりタニックなのが多い2015年としては珍しい抽出スタイルで、肉があれば今からなめらかに飲める。
ラトゥール フィジャックは、細かいタンニンと、良く伸びてジューシーな余韻に続くエキス。これも今から飲めるタイプ。
ヴァランドローは、他よりも果実味にジャムっぽさがある。よく熟しているが飲み頃は少し先。
来日していたキャロラインさんによると「今買うなら2013年がオススメ」とのこと。海外在庫を探してみます!
70シャトー以上テイスティングして、酸が強かったり渋すぎたりするシャトーはほぼ無く、タンニンと果実味がよくなじんでいる良作年です。
現時点では輸入元経由の値段が確定していませんが、間違いなく高価な年になるでしょう。ますます手が届きにくくなりそうなのが残念です。
こういう年はマイナーなプティシャトーが狙い目です。例えば≫≫「シャトー プティ フレロン キュヴェ サラ」