説明
シャブリを代表する最良の生産者協同組合
シャブリのテロワールを表現し続けている「ラ シャブリジェンヌ」の設立は1923年。現在およそ300名ほどの生産者協同組合です。
より高品質で独自のスタイルを持ったワインの生産に注力するため、シャブリジェンヌが主体となって収穫を行い、組合員からはワインではなくマスト(ブドウ果汁)の形で受ける体制を構築。この手法が今日のシャブリジェンヌの特徴を決定づけており、名声の基盤になっています。
シャブリ全体の1/4という最大生産量を誇りながら、品質的にも「シャブリを代表する最良の生産者協同組合」として知られています。
・畑における選別
・プレス後の品質確認
・アルコール醗酵後の品質確認
を経て、最高ランクと認められたキュヴェのみが「ラ シャブリジェンヌ」の名でリリースされます。
パリの3ツ星レストラン「ピエール ガニェール」「ランブロワジー」「ピック」など名だたる名店にオンリストされており、世界中のプロフェッショナル、ワイン愛好家に支持されています。
偉大な特級畑「レ クロ」は別格
シャブリに7つあるグランクリュの中で、最大かつ最も有名な畑が「レ クロ」。
ラ シャブリジェンヌの特級レクロは、年間生産量わずか3000本のレアものです。
正規輸入代理店のモトックスさんの希望小売価格は、2017VTで9,000円+税、2018VTで9,200円+税ですが、今回は並行輸入でバックヴィンテージ2003VTを安く確保しました!
長期熟成させた特級レ クロは、よくあるスッキリ&シャープなシャブリとは全くの別物で、蜜を思わせるニュアンスにリッチな厚みがあり、余韻も力強い。
こんな上物の特級ブルゴーニュをピュリニーやシャサーニュ、コルトン シャルルマーニュなどで探すとずーっと高くなりますので、かなりお値打ちです。
追加情報
生産地 | フランス – ブルゴーニュ |
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羽鳥@Xwine.jp –
「華やかで、澄み切っていて、かつ深い」という相反する要素が見事に調和している。まるで蜜入りの茉莉花茶(ジャスミンティ)のようだ。白ワインにこんな姿があり得るのか!と驚いた。
甘美なパイナップル果実味の奥からシャブリらしいキリリとしたミネラル。球体のように丸い口当たりの後に、麗しい液体がスルスルと滑るように喉奥に消えていく。
冷やしすぎると苦味が増すので、いろいろ温度を変えて飲んでみたところ、個人的な「旨い!」は、なんと16℃だった。練れた赤ワインのような芳醇さがある。一口飲み込んだ後、鼻から戻り香をむふぅ~と出す時の「脳髄を貫く美味」が止められない。
例外的猛暑の2003年に完熟した特級シャブリが、長期熟成に耐え、過剰さをを削ぎ落とした大地のミルクとして結晶化したボトルを「今買って、今味わえる奇跡」が、ここにある。