シャトーヌフ デュ パプ 1981 /ヴァンダンジュ デュ ロワ

もう手に入ることは無いであろう、只者ではないローヌ古酒

(1 件のレビュー)

¥5,800 (税込 ¥6,380)

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説明

貴重なバックヴィンテージ

このワインを造るロジェ ファヴィエという人物は、人嫌いで有名な気難しい性格で、外界のことにはまったく興味がなく、バイヤーとは会わないため、今回バックヴィンテージを入手できたのは、まさに奇跡としか言いようがありません。

彼は、自分の造ったワインをほとんど売らずに蔵で熟成させ続けてきました。経済的に恵まれており、売る必要が無かったのと、あまりにも自分の造ったワインを愛しているために手元に置いておきたかったのだ、と言います。

シャトーヌフ デュ パプの古酒

シャトーヌフ デュ パプ(法王の新しい城という意味)は有名なワインで、かつてカトリックの総本山が置かれたアヴィニョンのそばにある高台に、教皇の別荘が置かれたことからこのように呼ばれています。

著名な生産者がいくつもありますが、’81という古酒はほとんどお目にかかれません。

葡萄品種構成は不明。おそらくシラー、ムールヴェドル、カリニャンのブレンドと思われます。状態が良く、ものすごく肉付きのよいエキス感を残しながら健全に熟成しているこのワインは、「不滅」さえ感じさせる素晴らしい熟成ローヌです。

このワインを飲んだとき、ワインがこう言っているように感じたことを鮮明に思い出します。

「人間よ、私のように美しく年を重ねてごらん」

追加情報

生産地

フランス – ローヌ

1 に対するレビューシャトーヌフ デュ パプ 1981 /ヴァンダンジュ デュ ロワ

  1. 羽鳥@Xwine.jp

    このワインは80年と81年ものを扱いました。気になるお味ですが、どちらも素晴らしかった!。
    それもそのはず、実はこの81年ものが輸入されるまで、輸入元さんは造り手のファヴィエ氏からサンプルを取り寄せてはダメ出しをして、やっと15回目ぐらいに、「これだ!!」という素晴らしいキュヴェを出してもらい、輸入することを決めたそうです。
    造り手もこだわり派なら、輸入元のこだわりも相当なものです。

    つい先日の2019年1月に、同じロットを開けて状態を確認してみましたら、ベテランのワイン通の方々に「これは凄い」「今だに力強くて驚いた」と大好評でした。
    ただ、熟成ローヌの枯れたニュアンスに慣れないお客様が飲まれると「酸化してるんじゃないの?」「香りが変なんだけど」との感想も予想されますので、古酒好き限定のワインだと思います。
    液面は十分に高く、キャップシールも回ります。コルクは抜こうとせずに中に落として、茶漉しなどでコルク片を取り除いてから注いでください。

    これほど複雑に熟成したシャトーヌフ・デュ・パプ古酒は他に見当たりませんし、造り手が売らずに手元に置きたくなる気持ちが伝わってくる味わいです。是非お試しあれ。

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